ここでおじちゃんが無料でシャッターを押してくれるサービスをしていたのでお願いして写真を一枚撮ってもらいました。よくある一緒に自分たちの写真も撮って「帰りに出来てるからよかったら買って行って」という商売ですが、正直、シャッターを押してくれるのはありがたいです。
しかし、これに慣れてしまうと海外で知らない人にカメラを預けることに警戒心が無くなってしまいそうなので気をつけないといけません。
友達が有事の際に大砲に使って戦える鳥居だあるって言っていたけど、これのことかもしれません。
葵の御紋がちゃんと付いています。
まだ陽明門をくぐらないで手前を左に曲がると「本地堂」というものがあります。
「本地堂」は天井に狩野安信の龍の墨絵が描かれていて、龍の頭の下で手を打つと龍が鳴くということで「鳴き龍」として有名ですが、昭和36年に消失してしまいました。
しかし、竪山南風画伯によって復元され現在にいたっています。
東照宮で最大の建物で、家康の本地物薬師如来を祀っているために「薬師堂」とも言われる建物です。
入り口の隣にはきれいな細工が施された壁がありました。
色合いがすばらしいです。
ここは、別料金かと思いましたが入り口で買った共通チケットで中に入ることが出来ました。
まずは、靴を脱いで正面入り口を右に入りぐるっと回って本堂に向かいます。ちゃんと入場料を払わない人が外から見えないようになっているのですね。
ある程度人が集まってくると係の人が説明をしてくれます。ちなみにここでは写真を撮ることはできません。 正面にあるのが薬師如来で、そのまわりには十二支にちなんだ神様が祀られています。
そして、龍の説明にはいります。
昔は鳴龍は拍手で試していたそうですが、やはり音が聞こえづらく、現在ではよりはっきり聞こえるように拍子木を使っているそうで、試しに龍の顔の下から離れたところで拍子木を打ってくれました。
拍子木の音は結構大きく、多少反響しているので「龍の顔の下じゃなくても反響しているんじゃないか」と思いましたが、次に龍の顔の下でさっきと同じ大きさと拍子木を打つと、
「コココココ、、」
と、拍子木の音が響いたあとに龍が鳴いているように聞こえます。
これは感動しました。
昔の人がこれを聞いたら本当に何かいるのではないかと思ってしまうくらい龍の顔の下と、それ以外の場所では違いがわかります。 ここは、楽しいです。
最後に係の人から営業の説明がありました。 「ここで売っている鈴は龍の鳴き声と同じような音がするものでお守りになり、そのお守りはほかで売っているような毎年買い替えるものではなく一生もののお守りなので是非この機会に!」 と、宣伝してました。
お守りって毎年買い替えることで、毎年神社にお参りに来てもらいお金を落としてもらうシステムなのに、それを変えているってことはよっぽど売りたいのか、それとも日光に来る人は一生に一度しか来ないから一回買ってくれればいいと考えたのか、、、と勘ぐってしまいます。
個人的には、 「文化財の保存には大変お金がかかりそのままにしておくとだんだんと朽ちていってしまいます。そのために寄付を募っていて一口500円からです。寄付をしてくれた方にはお返しとして記念に龍の鳴き声のする鈴のお守りを差し上げてます。」 と、言ってくれれば払ったかもしれません。
陽明門の横にはすばらしい彫刻があるのですが、かなり痛んでいます。
こういったすばらしい遺産を修復、保存のためと言われれば進んでお金を払うという人も多いとおもうのですが、、、なんとなくさっきの説明だと商業的なにおいがしてしまって逆に買いたくなくなってしまうのです。
さて、陽明門をくぐる前に左手に「経堂」があります。
ここは、天海版の一切経を収めた建物で内部には輪蔵といわれる八角形の輪転式大書架があるそうです。可動式本棚に入れられたお経の図書館のような感じですね。
ちかくで誰かが石を置いて亀の形をつくった置物がありました。
鳥居の下には小さな狛犬?がいました。
屋根には象もいます。
さて、ついに「陽明門」を通ります。
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